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2007年 11月 01日
![]() 朝晩が冷え、柿の葉がジワジワ紅葉してくる頃から、富有柿の収穫時期です。 春先の芽立ちから、約7ヶ月間かけてやっと、この収穫に至ります。 そもそも、この富有柿がこの地に栽培されはじめたのは、大正初期だそうです。86歳になる祖父が小さい頃にもう屋敷の回りに今もある富有柿の木があったようです。 様々な資料を調べてみると、 1904~1905年 福岡県内の富有柿が導入される。 1914年 久留米地・杷木志波地区の4名の生産者から、富有柿を含め、数種の柿の営利目的での栽培が始る。 とあります。この杷木志波地区は、柿の産地でも古く、大正初期に2ha(6000坪)程、開園されていたみたいです。 1918年に大正天皇九州大演習の際、杷木志波の富有柿を献上して以降、南向きの土地・地質気象が柿の最適地として、県内で最高品位として優位に取引されたとあります。この頃から、植栽面積も拡大していったようです。 また、1950年(戦後)以降、志波園芸組合が結成し、共販体系が整えられ、山林の開墾を行ない、今も残る柿山が作られたとあります。 祖父の話だと、自宅の周りの富有柿は、志波地区で富有柿を1914年に最初に植栽した、4名の内の一人である山鹿氏から譲り受け、山鹿氏の柿園から、掘り起こして植栽しそうです。 そうすると、この辺りの富有柿は、もう93年くらいの四季と時代を見守ってきた事になりますね。この秋も100年近くなる大きな柿の樹が、たくさんの柿を実らせています。
by kakinoya1
| 2007-11-01 20:12
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